トレブルフックのメリットとデメリットは何だろうか。
餌釣りでは餌の付いたフックが単一のものとして捕食の対象となるが、ルアーの場合は捕食対象がルアーであってフックでは無い。
●捕食対象であるルアーの近くで効率良くターゲットを掛けるためのフックとしてトレブルフックは最適であろう。しかしながら大物釣りとなるとデメリットが生まれる。構造上3本のフックをロウ付けで固定するのでフック1本単位では細く、伸びや折れが発生しやすい。弱点を補うために線材を太くすると、当然フッキング率が落ちる。加えて重くなりルアーの動きも悪くなる。また、ロウ付けによって固定されているのでターゲットへの掛かり方次第では横方向からの負荷や捻じれが発生しやすく、これも伸びや折れの発生原因となる。魚がヒットするものの、ファイト中に外れてしまう事が多いのも固定されている事が一因である。
●トレブルのデメリットを補うための選択肢としてシングルフックがある。トレブルフック1本よりも、同じ重さだとシングルフックの場合太軸が使えるので、強度面の優位性は大きい。また、一旦フッキングしてしまうとバレが少ない事もメリット。だが、デメリットとしてフッキング率の低下は否めない。
●では、ダブルフックはどうだろう。トレブルに比べて軽量で少し太軸の使用が可能になる。デメリットはトレブル同様に2本が固定されている事。先述のとおり折れや伸び、バレやすい事がデメリットとなる。また、ルアーにスプリットリングで取り付けた際にフックの向きが左右どちらかに向いてしまうデメリットがある。
この様に、トレブルフック、シングルフック、ダブルフックのそれぞれにメリット、デメリットが存在する。
一方のデメリットを補おうとすれば、新たなデメリットが生まれる。アングラーは、対象魚、ベイト、ルアーサイズ、タックルバランス等を考慮してフックを決定しなければならない。
そこでシャウト!が最終進化と位置付けたのが「ツインフック」だ。
スプリットリングによってまとめられた2本のフックは熱収縮チューブでダブルフックの形状を保持する。ルアーに取り付けた際には横を向く事が無く、フッキングしやすいポジションを維持できる。ひとたびターゲットがフッキングすれば、掛かった状態に応じて2本のフックが独立して対応する。フックを変形させるような横方向からの強い力や捻じれが発生した場合には熱収縮チューブが裂けてフックの変形や折れを防止してくれる。限界に達した時にシングルフックに変化してくれるのだ。未だかつて魚の引き具合に応じて変化するプラグ用フックは存在しなかった。
「ツインフック」は、これまでのプラグ用フックのデメリットを見事に克服したフックシステムと言えるのだ。
このツインフックシステムが、今後のビッグゲームのワールドスタンダードとなっていく。
そしてシャウト!の「ツインフック」があなたのルアーフィッシングをサポートしてくれる事だろう。
シャウト!企画開発スタッフ 小野誠



ストレートポイント ツインフック22
DISCRIPTION
商品概要
プラッギングフックの最終進化。
トレブルフックと同重量で、太軸のフックが使える。
トレブルフックと同重量で、太軸のフックが使える。
SPEC
スペック
品番 | サイズ | 入本数 | 自重 | CODE No. | 希望小売価格 |
222SS | 1/0 | 3 | 2.2g | 308402 | ¥1,400 |
2/0 | 3 | 3.3g | 308419 | ¥1,500 | |
3/0 | 2 | 4.9g | 308426 | ¥1,450 | |
4/0 | 2 | 6.4g | 308433 | ¥1,850 | |
5/0 | 2 | 8.3g | 308440 | ¥2,200 |
※CODE No.は4941430…に続く数字です。